長崎市南山手地区町並み保存センタートップページ
更新日:2022/08/07
読者の皆様、暑中お見舞い申し上げます。
一部で好評を博している「ロシア・シリーズ」、今回は居留地ネタからは外れますが、先般凶弾に倒れた安倍晋三元首相と世界を脅かすプーチン大統領に関わる話です。題して「領土奪還プーチン温泉作戦」。他言無用の秘話ですので、KGBに見つからないよう厳重に戸締りをしてご覧ください。
山口県長門市に大谷山荘というホテル形式の大型旅館があります。安倍元首相が選挙区の有力者を招いて毎年新年会を催すことでも有名な山口県屈指の温泉旅館です。大谷山荘も十分高級なのですが、さらにグレードアップした別邸「音信(おとづれ)」が今回のお話の舞台です。エントランスから琉球畳張りの廊下、水を張った中庭、全室露天ぶろ付きの客室、贅をつくした料理、さらには宿泊客専用のバーと、文句なしの高級旅館です。そこのバーテンダーの方がここだけの話を教えてくれました。
安倍政権全盛の頃、北方領土を何とかしたいと考えた安倍首相は、プーチン大統領訪日の際に自分のホームグランドでもてなす「プーチンと温泉で仲良しになって領土を取り戻そう作戦」を決行しました。もちろん会場は「音信」です。日程が決まってからが、さあ大変。何と1週間前から10名を超す大統領専属コック団が押しかけ厨房を占拠してしまいました。そうです、毒殺対策です。さらにボディーガード軍団も押しかけ館内の総チェックが始まりました。その結果、プーチンは別邸「音信」ではなく、大谷山荘本館に泊まることとなったのです。さて、ここで問題です。「音信」の何が問題だったのでしょう。(ヒントは今までの文中にありますよ。)
正解は、何と「畳」張りの廊下でした。靴を脱ぐ、しかも木の床ではなく畳、毒針を仕込まれたら一巻の終わり、KGB出身のプーチンとその部下はこれまでのダークな経験から暗殺を警戒したのでした。こうして領土奪還の「温泉作戦」は失敗に終わりました。しかし、何が悲しくて日本の温泉旅館にまで来て、ユニットバスに入りボルシチを食べないといけないのでしょうか。プーチンの本当の敵は自身の猜疑心かもしれませんね。
文末になりましたが、安倍元首相と侵略戦争の犠牲者の方々のご冥福をお祈りします。
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