会長の小部屋 第1話「はじめまして」

更新日:2022/01/16

 皆様、はじめまして。「南山手地区町並み保存会」の髙木久人です。南山手で生まれ育って半世紀以上、いつしかこの立場となってしまいました。この「会長の小部屋」では、他所では聞けない南山手の昔の話や小ネタ、山手地区に伝わる謎等を書き綴っていきたいと思います。どうかお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
 さて、最初の話題は「南山手地区町並み保存会」とは何ぞやという話です。少しばかり堅苦しい話が続きますが、しばし我慢して読み進めてください。

 事の起こりは、昭和51年に当時の文部省が「重要伝統的建造物保存対策調査」なるものを実施したのでした。何とも厳めしい名称ですが、平たく言うと「戦後30年、日本も先進国の仲間入りを果たした事だし、ここは一丁世界に向けて文化的なところをアピールしてみるか。そうだ、とりあえず全国の使えそうな古い建物を調べてみよう。」決してこんな軽佻浮薄なお触れではなかったと思いますが、何はともあれ調査は開始されました。
 月日は流れて15年後、文部省から独立、新設された文化庁が調査を引き継ぎ、担当者の語るも涙聞くも涙の努力により、43道府県104市町村126地区が「重要伝統的建造物群保存地区一覧」として平成3年に発表されたのでした。
 長崎市からは、開国後の居留地時代の古い建物が多数残っているとの理由で、南山手と東山手が重要伝統的建造物群保存地区として選出されました。さらに翌平成4年には、「住民による文化財の保存と景観維持」を目的として両地区に「町並み保存会」が発足したのでした。

 以上が公的な「南山手地区町並み保存会」設立の経緯ですが、次回は当時の住民サイドのリアル話です。お上に知れると関係者が、市中引きずり回しのうえ獄門に処せられるかもしれませんのでこっそりご覧ください。(ネットに流せばバレバレだ!と突っ込んではいけません。)



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