第３４話　「南山手・芸能人シリーズ⑥　―ニアミス編・福山を探せ―」

更新日：2024/10/05

　１０月となりました。長崎は秋の大祭「おくんち」で盛り上がっています。移動エリアが諏訪神社～踊り町（浜の町周辺）～大波止なので人の流れはそちらに向いていますが、せっかく長崎に来たんだから世界遺産も見ていけとばかりに南山手も賑わっています。

　さて今回のニアミス編、大物芸能人の登場です。（すでにタイトルでバレてますが。）果たして会長は大物芸能人と会えるのか、期待してお読みください。

 

　私は通常車通勤です。帰路は、ANAクラウンホテルの横の坂道から大浦天主堂、グラバー園を通って家に帰ります。いつもの様にグラバー園の坂道を登っていると、閉園時間を過ぎているのに結構な人通りです。ちょうど知り合いのウォーカーさん（グラバー園指定管理者、ロバート・ウォーカーの玄孫）がいたので聞いてみました。

　「内緒ですが、ドラマの撮影があっていて、どこで知ったかファンの方々が主役の出待ちをしているんですよ。」との事。言われてみたら裏口の車寄せに品川ナンバーの黒のワンボックスカーが２台並んでいました。ウォーカーさんによると1台目がダミーで、本物が乗るのは2台目、しばらく待てば本人に合えますよと教えてくれましたが、夕食時で腹が減っていたので帰宅しました。

　ウォーカーさんは正直で真面目な方です。テレビ局に頼まれたとおり、番組名も主役の名前も口にしませんでした。そうです、この徹底した秘密主義。ＮＨＫの大河ドラマ「龍馬伝」（2010年）の撮影でした。主演は芸能オンチの私でも知っている福山雅治、あと５分待っていれば。惜しかった、実に惜しかったです。ちなみに、感がよくて芸能通の家人たちは話を聞くや否や、疾風のように猛ダッシュしましたが、２台目のワンボックスも走り去った後でした。残念無念。

 

　グラバー園は今年開園５０周年を迎えました。記念イベントも目白押しです。運が良ければ大物芸能人に会えるかもしれません。ぜひ足を運んでください。

　さて、次回は長崎市がロケ地となった今年のドラマの話です。お楽しみに。（つづく）

 

 

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